
板わさ、というものの存在を、2週間前に初めて知りました。
友人の実家に遊びに行った際に、友人のお父さんが手際よく作ってくれたのですが、
なんて画期的な食べ物かしら!と驚いた私に、
むしろなんで知らないんだ!と驚かれてしまいました。
私、お酒もお酒のつまみも大好きなんですけれど…。
かまぼこを薄く切ってワサビと醤油を添えたものを板わさと呼ぶそうです。
「板かまぼこ」と「ワサビ」から取って「板わさ」。
お父さんが作ってくれたのは、板かまぼこのてっぺん、
ちょうど真ん中あたりにぴーっと切れ込みを入れ、
切れ込みにそってわさびを絞り出して切れ目を閉じる、
というシンプルでちょっとわくわくする作り方。
調子に乗って入れすぎるとめっちゃ辛いですが、
昔から日本ではかまぼこの味をシンプルに味わうことができる料理とされてきたようです。
かまぼこって、なんとなく可もなく不可もない、というイメージがあったのですが、
実は健康にすごくよいらしいです。
かまぼこは魚肉のすり身からできているわけですが、
この魚肉タンパク質には、体内で作ることが出来ず、
食べ物から摂らなければならない必須アミノ酸が全てバランス良くそろっています。
さらに魚の脂肪には、高度不飽和脂肪酸がたくさん含まれているので、
コレステロールが溜まるのを防いだり、動脈硬化症や脳卒中を予防する効果もあるんだとか。
なんの栄養もなさそうな雰囲気を醸し出しているにもかかわらず、
恐るべきポテンシャルです、かまぼこ。
板わさなら3分あればできてしまいますし、
これからはちょくちょく摂取していきたいところです、かまぼこ。
コメントフォーム